この記事で書いているのは以下の内容です。
・会話をはじめる前に第一印象は決まる
・コミュニケーションで重要なのは「目」
・アイコンタクトのコツ
目力の重要性
アメリカの心理学者A・マズローは、「自己表現欲求」を満たすことが「自己実現」の条件だと提唱しました。
「自己実現」=「自分らしい生き方」を満たすためには自分を表現する手段が問われます。
自己実現できている人(≒自分に自信がある人)の目には強い意志や力を感じませんか?
自己表現への第1歩は「目」に力を宿すことではないか、と私は考えています。
出会って1秒で第一印象は決まる
当然のことながら人を見るとき視線は「顔」、もっといえば「目」を見ることがほとんどだと思います。
そうして「この人は厳しそうだ」とか「優しそうだ」、という第一印象が決定されます。
つまり初対面で最も重要なのは「目が与える印象」と言えます。
どんな顔をすればいいのかな、と悩んだまま相手の目を見ることはできません。
そうなれば相手はこちらからポジティブな印象を受け取ることはできなくなってしまいます。
コミュニケーションの第一歩は目を合わせることです。目線を合わせて自分の存在に気付いてもらうことで、相手は話しかけられる準備をします。
たとえよく知っている人でも、突然後ろから話しかけられると警戒しますよね。
特に仕事の商談や打ち合わせでは、挨拶する前・名刺交換する前に少し目線を合わせるだけで、相手はあなたの話を受け入れる準備が整うのです。
「出会い」は「目」と「目」の一瞬の勝負と考えてください。
目力を得るために
不安を抱える人の「目」は焦点が定まらずあちこち動きます。
反対に顔の表情は硬直してしまいます。
相手は「自信のなさそうな人だ」という第一印象を受け取り、以後それが覆ることはほとんどありません。
こうなってしまうと、人生において大きな不利益を被ることになります。例えば就職面接や職場の上司、好意を持った相手に良い印象を与えることができないからです。
目力を得るためには上まぶたに力を入れます。すると自然に目を見開く格好になります。
同時に口の両端をほんの少し上げましょう。
最後に「会えてうれしい」「会えて幸運だ」という気持ちを持てば、相手の気持ちをつかむ準備が整います。
理想的なアイコンタクト
アイコンタクトは視線の「方向」「時間」「強さ」で構成されます。
「方向」はもちろん相手ですが、相手の目をじっと見続けると恐怖を与えてしまいます。
私は相手の鼻筋付近に視線を合わせるようにしています。
「時間」は半分~3分の2が理想とされています。
1分間の会話であれば30~40秒はアイコンタクトをとる、ということになります。
「強さ」は上でも書いたとおり、ほんの少し上まぶたに力を入れましょう。
日ごろから心がけて自然とできるようになれば、親しんだ相手でもあなたの印象が徐々に良くなってくるはずです。
「あなたに関心がありますよ」ということをまず態度で示すことが大切です。
まとめ
「目は口ほどにものを言う」といわれるように、人は「目」から感情を読み取ることができます。
人間関係において第一印象は重要です。最初に与えたイメージはその後もずっとつきまといます。
あなたの良さを知ってもらうために「目」で損をすることのないようにしましょう。