この記事は
「いまさらだけど格安スマホのことが知りたい」
「なぜ格安スマホは安いのか」
「どんな人が利用しているのか」
という疑問をお持ちの方へ向けて書いた記事です。
格安スマホについての知識をつけて、自分や家族のスマホ代がサービスと見合ったものであるか考えるきっかけとなれば幸いです。
Contents
格安スマホとは?
詳しい話は他のサイトでいくらでも出てきますので、この記事では初心者向けに説明します。
ここでは「格安スマホ」=「キャリア以外のスマホ会社」としてください。
↑一般的には「MVNO」と呼ばれています。理解できなくても大丈夫です。以下の説明でわかります。
概要
細かいことは省略して、本筋だけ簡潔に説明します。
頑張ってついてきてください。
①2010年頃日本でも急速にスマホが普及。
↓
②(当時気にする人は少なかったが)スマホの維持料は大体7000~10000円/月と高額。
↓
③スマホサービスを提供できるのは、自前で回線(インフラ)を持っているD社、A社、S社の3社
(以下3社を「キャリア」と呼びます)
↓
④料金プランも、キャリアが意のままに決められる(⇒莫大な利益をあげる)
↓
⑤この状況に国が「待った」の一声
↓
⑥キャリアの持つ回線をレンタルすることで、新規の事業者が参入可能になる(⇒これが格安スマホたち)
はい。
まとめると格安スマホ=「キャリア(D社、A社、S社)以外のスマホ会社」ということになります。
詳細
もっと正確に言えば、「キャリアの回線をレンタルして私たちにスマホサービスを提供する会社」ということになります。
そしてここまで理解すれば、どうして「格安」なのか想像できると思います。
ズバリ「自前で回線(インフラ)を持つ必要がないから」、です。
キャリアは日本全国に「基地局」と呼ばれる(電波を中継する)アンテナ塔を建てています。
これをあちこちに建てるためには、とても大きな設備投資(お金)が必要です。
つまりお金のない会社はスマホサービス事業に参加したくてもできません。
解決策はないのか・・・あります。借りればいいんです。
設備をキャリアから「レンタル」することで自前で設備を作る必要がなくなる、わけというです。
いかがですか?簡潔にまとめたつもりですが、すんなり頭に入ったでしょうか。ここまでの話が入っているかそうでないかで、以降の内容の理解度が変わります。
格安スマホのメリット
私たち(ユーザー)からみると、格安スマホにはどんなメリットがあるのか。
価格の安さ
格安スマホを選ぶ99パーセントの人がこの理由ではないでしょうか。
格安スマホ会社は自前で設備を持たないことにより、固定費を削減することができます。
その分安い料金プランを提案できます。ユーザーも安く利用できるのでありがたいですよね。
機種の選択肢が多い
日本ではキャリアが端末(スマホ本体)と回線を抱き合わせで販売しています。
これは日本でみられる特殊な光景のひとつで、海外では、端末(スマホ本体)と回線の契約は「別のもの」という認識が一般的です。
また日本では「iPhone」の人気が高く、キャリアはiPhoneの販売に注力するようになりました。(契約数UP=利益UPだから)
結果として他の機種を扱うメリットが小さくなり、販売する端末の種類は少なくなっていきました。
(※他にもいくつかの理由があると思いますが、私が考える最も大きな要因です。)
ケータイショップの看板に大きく「iPhone端末価格実質0円!」と書いてあるのを見たことはありませんか?
ここまでの話を読めば納得ですね。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
一方で格安スマホの場合は「端末(スマホ自体)はユーザーで持ってきてください」ね、というスタンスなので端末はユーザーが準備します。(もちろん格安スマホ会社でも販売をしています。)
何が言いたいかというと、格安スマホ会社は「スマホの『回線』を契約する」という部分がメインなわけです。
ここまでの話をユーザー側からみると自分の「好きな端末」を「安く」使えるのは、「格安スマホ」ということになります。
格安スマホを選んだ方がいい人
どんな人が格安スマホを使うべきなのでしょうか。
ここまでの内容が理解できる人
ここまでついてこれた人であれば、格安スマホを使わない理由はありません。
ただし単純に「安いから」という理由で決めてしまうと、その時点では気が付かなかったトラブルが起こる可能性もあります。
トラブルを未然に防ぐためにも、この記事を最後まで読んでほしいと思います。
とにかく安さを求めている人
「理由はどうでもいいからとにかく安い方がいい」という人でも、ここまでの内容は理解すべきです。
全く知識がないと大抵の場合、トラブル発生時に他人へ泣きつくことになります。
これまでとこれからの記事を読んで、基礎的なことは頭に入れておいたほうがベターです。
さらに1つ付け加えるならば、「わからないことがあるときに自分で調べる手段がある」もあったほうがいいです。
私も学生時代にはお金がなかったので格安スマホに変えようと思い、知識ゼロからパソコンで色々調べました。
近くに詳しい友人がいたこともあり、かなり早いうちから格安スマホを使用していました。
格安スマホを選ばない方がいい人
ではどのような人に向かないのでしょうか。
維持費<快適性
極端なイメージで言えば、「会社の重役」「政治家」など、「お金も責任もたくさんある人たち」ですね。
あとは仕事ではスマホが必需品という方も該当すると思います。
このような人たちは、年間数万円のお金の節約よりも365日スマホを快適に使えることのメリットが大きいと思われます。
他には「スマホゲームやSNSが生きがい」という人も該当するのでしょうが、それは今じゃなくてもできることです。
どうせならもっと体を動かして、長く健康でいられる人生を送る準備をしておきませんか?
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機械が苦手な人
「機械は全くダメ!サッパリ!」という方もいるでしょう。
そのような方はハッキリ言って格安スマホは選ぶべきではありません。
キャリアの店舗に行って店員さんと話をしましょう。
その方が無駄な時間を過ごさず、結局は安くつくと思います。
時間も「コスト」です。
格安スマホ(会社)の選び方
何を基準に格安スマホ会社を選べばよいのかを書いていきます。
必要な「データ量」を決める
どこの格安スマホ会社と契約するのかを決める前に、自分には月何GBのデータ量が必要なのかを決めておきます。
例えば自宅にWi-Fiを完備している場合、スマホで契約するプランは3~5GBの方が多いはずです。
外出先で動画をバンバン見る、というケースは除外しますがスマホを触る時間の大半は自宅の人がほとんどです。
自宅にいるときにはWi-Fi接続すればスマホで契約しているデータ量は使用しないので、10GBや20GBの大容量プランは必要ないはずです。
また「スマホではラインやメールしかなやらないよ」という方はもっと少なくてもよいでしょう。
0.5GB(=500MB)や1GBプランを用意している会社もあります。
ちなみにどの会社も3GB~5GBプランを基準として料金プランを構成しています。
まずは3GBを契約し、使用状況に応じて翌月からプラン変更というやり方もできます。
まとめ
今回は初心者の方をメインターゲットに、「格安スマホとは何か?」を私なりに説明してみました。
今やスマホは電気・水・ガスのような「社会インフラ」の一つと私は考えます。
固定費を減らすことで家計の節約にもつながりますので、この機会に見直してみませんか?
別記事では私も使用している「おすすめの格安スマホ会社」を紹介していますので、参考にしてください。